ポステコグルー監督が語る哲学、そして野望。マリノスが進む“未来への航路”のヒントを見る。

残り1枠の外国人選手獲得について語ったアンジェ・ポステコグルー監督ですが、同じインタビューで“チーム作りの哲学”についても語っていました。

このインタビューは多くのメディアで取り上げられていますが、今回は『FourFourTwo』オーストラリア版から抜粋してお送りいたします。

「マリノスにはいくつか大きなアドバンテージがある」

「Jリーグのスタンダードは強固で、マリノスはしばらくの間何も勝ち得ていない。監督として、そうしたことはワクワクさせられるものだ。マリノスの代表とした話がいい具合だったので、何度か話をした後は物事が非常に素早く決まっていったよ」

就任までの経緯をこのように振り返った後、ポステコグルー監督は現状で既に手応えを感じていることを示唆しています。

「国際的な観点からすれば(日本は)未開の地であって、CFGはそこで成功を収めんとしていた。(マリノスで)何日か過ごしてきたが、いくつか大きなアドバンテージがある。ここではとても細かく物事が行われてきているが、週ごとのペースで進むクラブベースのフットボールならば、それらは普通ではあり得ないことだ。情報を与えるために広い観点から振り返りを行う組織を持っているということは…とにかく、非常に大きなアドバンテージだよ。

私がプレシーズンからスタートしていることもアドバンテージだ。我々が向かおうとしている旅路について選手たちに説明することができるからね。新しい選手を連れてくるということについては重要ではない。大事なのは我々がどのようなフットボールをプレーしたいか説明することだ」

続いて、ポステコグルー監督は自らの哲学の一片を語っています。

「我々は攻撃的でありたい。守備を行うときでさえもだ。私の仕事は我々がプレーしたいフットボールを選手たちに固く信じさせることだ。これまで私はそうやって成功を収めてきた。私は達成目標を定めたことがないが、それらはほとんどが制約、限度であるからだ。私はいつでも私のチームが一定の方法でプレーしてほしいという基礎からスタートすることにしている」

「まだ始まりに過ぎない。大きな何かを感じ取ってほしい」

自らのコンセプトをこのように示した上で、ポステコグルー監督は当面の目標とその先にあるものについても触れています。

「開幕戦を戦うマリノスを観る人々には、我々が相手を制圧するところを見て、かつエキサイティングな存在であることを感じ取ってもらいたい。それが私の一番の目標だ。まだまだ始まりに過ぎない。また1つフットボールクラブが建て上げられるよりも大きな何かを感じ取ってほしい。

あなたがフットボールを愛し、次に来るものに対して好奇心が強い人であれば、ここにあるものこそがおそらく次代のフットボールとなるかもしれない。その一切れの芝の上で似たようなものを作りたいという野望をさらっていくだろう」

今のマリノスにはポステコグルー監督の好奇心をくすぐる要素が秘められているようですが、彼の好奇心を理解する助けとなりそうな言葉でインタビュー記事は締めくくられています。

「私は限界を押し退け続けて、その行く先を見ている。究極の待望は完璧なゲームを志向し続けることだが、それは存在しないと知りつつ、自らが終わりを迎えたと感じるまで私は進み続けていくつもりだ」

なお、記事には18分にも及ぶロングインタビュー動画が掲載されています。興味をお持ちの方は、お時間に余裕のあるときに以下よりご覧ください。

https://www.fourfourtwo.com.au/feature/the-postecoglou-interview—where-does-ange-go-from-here-481567

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